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東方関係の二次創作の絵置き場です。大抵の絵から百合臭がしますので、苦手な方は速効逃げてください。ほのぼの・ギャグ系多めです。ピクシブの方がメインだったりもします。
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そそわ投稿済


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幻想郷 リア充 

幻想郷少女臭歴×××年 幻想郷はリア充の炎に包まれた。








お天道様がきんきら輝いている真昼間。
赤い館のカーテンを閉め切っているとある部屋から声が聞こえてくる。

「咲夜ぁ! やばいわ、眠気に負けそうよ! もう一本オロナミンBloodを持ってきて! このままじゃ三日しか起きてられなくて寝ちゃうわ!」
「申し訳ありません、お嬢様。先程飲まれたオロナミンBloodが最後の一本でした。今、美鈴が超ダッシュで人里に買いに行ってます、300本ほど」

目にはっきりとした隈を作った吸血鬼の少女と、瀟洒なたたずまいをしているメイドが供に机に向かっている。

「そ、そんな……アレが無いと私は正気を保ってられないのに……っ! そうだっ、パチェに眠気が吹き飛ぶ魔法でもかけてもらえば」
「残念ながらパチュリー様は『体力の限界へ挑戦をしてくるわ』と言って、一時間前に小走りでお出かけになりました。多分今頃、小悪魔が湖の沿岸のどこかで介抱中だと思います。ちなみに妹様は新しいスペルカードの計算式を数百枚に渡って書き連ねている最中ですので、お手伝いには来られないとおっしゃってました」

メイドの言葉に愕然とする吸血鬼の少女。
あたかも直属の部下から『課長ってぶっちゃけ居ても居なくても一緒ですよね』と言われた上司のような絶望感を漂わせている。真っ黒オーラだ。

「フランまで手一杯だなんて……いいえ、でも紅魔館旅館化計画の頓挫なんて許されないわ。いいわ、紅魔館の主としての力量、今こそみせてやるっ!!」
「さすがです、お嬢様。私でよければ微力ながらお手伝いを」

そろばんをはじく音と、ペンを動かす音とが奏でるハーモニー。
そこはある意味、戦場だった。











魔法の森のどこかに存在する、じめじめと湿った洞窟。
うす暗く、足元が見えにくいその中でたくさんの白い服をまとった人形たちが動いていた。
そして人形たちに指示を出している帽子・メガネ・マスク・白い服という完全防備の怪しい人影が二つ。

「みてくれ。こいつをどう思う? アリス」
「すごく……大きい、わ、魔理沙」

片方の人影がもう片方の人影の目の前に棒状の物体をつきだす。
つきだされた方は溜息をつくように感想を漏らす。

「だろ? この太さと形! こんな自慢の一品はなかなかないぞ」

にやにやしながらその棒状の物体を愛おしげに撫で摩る人影。

「えぇ、ほんと大きい、このエリンギ。そろそろ出荷できるわね。あっちのシメジとマイタケもあと数日すれば出荷可能よ」
「おぉ、そうか! いや~、しかし試しにやったきのこの製造販売がここまでうまくいくなんてな。人里の店にきのこの種類が無い事に目を付けたのは大正解だったぜ。まぁ、ここまで規模が拡大できたのはアリスの人形たちのおかげだけどな」

そう言うと片方の人物は、先程からキノコの世話を一生懸命している人形たちに目を向ける。
せっせせっせと働いてくれる人形は、文句も言わない、食べ物も休憩も要らない素晴らしい労働者たちである。

「案外きのこって大きくなるまで世話が焼けるものね。魔法を駆使しての24時間空調管理はちょっと大変だけど」
「なぁに、その分の見返りは帰ってくるさ。皆いつでもきのこが食べられるって喜んでくれるし、儲かるし。さて次はマツタケの栽培に取り組もうと思ってるんだが、どう思う?」
「マツタケか……難しいかもしれないけど、うまくいけば手ごろな価格でいつでも手に入るしいいと思うわ」

真剣にマツタケ栽培について話し合うまっしろしろすけ二人組。
そこはある意味、研究所だった。












風が優しく桜の花を散らせていく昼下がり。
白玉楼にはひたすら何かを食べる音と、ペンで文字を書き連ねる音が響いていた。

「幽々子様、少しお休みになられては……」
「だめ、だめよ、妖夢! それはできないわ」

桃色の髪をした人物が、帯刀した少女に向かってはっきりと拒絶の意思を見せる。
それでも食い下がるように少女は言葉を重ねる。

「しかし、これでは幽々子様の体に負担が」
「大丈夫よ、妖夢。心配はありがたいけど、私はもう死んでるから体を壊したりしないわ。それにこの『幽々子の世界各地はらぺこ列伝』の連載を楽しみにしてる読者のためにも頑張らなきゃ」

にこりとこの上ない綺麗な笑顔で少女へと返事をする。
その様子を見た少女は溜息をついた後、苦笑いを浮かべながら言葉を返す。

「文さんの新聞の購読数が跳ね上がるほどの人気ぶりですからね。わかりました、もう止めません。でもお手伝いはさせて下さい。幽々子様が書いた物をまとめたりしますから」
「ありがとう、助かるわ。じゃあ続きをしなきゃね。どれどれ」

桃色髪の人物が手近にある干し肉がつまった袋に向かって手を伸ばし、無造作に口の中に放り込む。
むしゃむしゃもぐもぐぱくぱくもっぎゅもっぎゅぷちぷち。
あっと言う間にその袋の中身を完食する。

「――もぐもぐ、ごくん。これはそうね、ワニの硬めの肉が歯ごたえを引き出しているけど味はいまいち……。さっき食べたカンガルーの肉の干したやつの方がおいしかったわね。ところで妖夢、ワニとかカンガルーってどんな動物なのかしら」
「さぁ? 兎とか牛とかの親戚でしょうか」

部屋の隅に積み上げられた色んな食べ物が、桃色髪の人物の口へ入る出番を待っている。
そこはある意味、食堂だった。












開けている窓からはきゃーきゃー、わーわーと子供たちの遊びまわる声も絶え間なく聞こえてくる。
その声を聞きながらペンを動かしていた人物の水色の髪を、窓から入ってきた風そっと揺らしていく。
と、いきなり部屋の扉ががらりと開いた。

「いや~、まいった、皆宿題してこないんだもの。あ、慧音居たんだ。おっと慧音校長だったか」
「授業ご苦労さま、妹紅。それと生徒の前じゃない時は呼び捨てにしていいといっただろう? 前から呼び捨てなんだから校長、なんて言われると照れくさいんだが」
「そんな事言ったって、寺子屋から学校にまで規模を拡大したうえでの責任者なんだから、校長でしょ?」

からかうように言う白髪の少女と、照れくさそうに笑う水色の髪の人物。

「ところで慧音校長は何していたのさ。それ、子供たちに配る様のやつじゃないでしょ」
「あぁ、これか? これは教員募集の張り紙さ。学校が大きくなって、永遠亭の皆も手伝ってくれてはいるがまだまだ教員が足りなくてな。どうにも頭を悩ませているところだ」

額に手をあてながら考え込み、その眉根にははっきりとしわが出来てしまっている。

「あぁ、輝夜が国語の先生したり、永琳が保健の先生したり、か。あのうそつき兎が道徳の先生っていうのが問題ありな気がするけど、いいの?」
「いいんだ、てゐ先生は長生きだからな。色々知ってるし、意外と授業の評判もいいし。それよりも妹紅、この教員集めの張り紙はどうかな」
「ん? どれどれ」

白髪の少女が水色の髪の人物の手元にある紙を覗きこむ。
そこには様々な教員を集めるための文章がのっていた。

「………………ねぇ、慧音。“成長しない先生たちと一緒に成長する子供たちを見守る職場です”とか“ウサ耳の先生があなたの同僚に!”ってどうなのよ。しかもこれ注意書きに“先生たちが時々殺し合いを始めます。注意して観戦することがお勧めです”って書いてあるんだけど」
「ん? だってどれも事実だろ? 問題ないじゃないか」
「いや、そう、なんだけど、さ。なんかさ、こう、納得できないと言うか」

あーだこーだといい合いを始める二人。
それはある意味、作家と編集のやり取りだった。











暖かな日差しが降り注ぐ博麗神社。
境内にはたくさんの参拝客が来訪していて、賑やかな話声がそこかしこから聞こえてくる。
その様を神社の陰から見つめている赤と緑の巫女がいた。

「す、すごい……こんなにたくさんのお賽せ、じゃなかった参拝客が来るなんて……!」
「ふっふっふっ、すごいでしょう、霊夢さん。これが外の世界で経営手腕を鳴らしてきた私の実力ってやつです」
「これは奇跡よ! 早苗あんた本当にすごいわ!! 神社のあちこちになんかよく分からない絵を置くだけでここまで人を呼び込めるんだから!」

そう言って赤い巫女が目線を映した先には、現実から5割増しで可愛く描かれた幻想郷の有名人物達の絵がずらっと飾られていた。

「あれは“萌え”属性を最大限にいかした絵です。幻想郷で有名な方々を可愛くデフォルメした絵で、たくさんの人達に神社に興味を持ってもらい、来て貰うようにする。後は神社で上手い対応をしていけば口コミで自然と人がやってくる。これこそ現代流の人呼び込み術です!! 神社経営立て直しを考え続けた10年間は伊達じゃありません。学校の文化祭で集客率大幅アップの功績を讃えて“コンサルティンガー早苗”と言われたくらいなんですから!!」

長いセリフを一気に言いきって、えへんと胸を張る緑の巫女。
ものすごいどや顔を浮かべている様はまるで、平均点60点のテストで120点をたたき出した小学生のようだ。

「おぉ~! 最後の方とか何言ってるか全然分かんないけど、さすがね早苗!! でもあんた守矢神社の方はいいの?」

赤い巫女がごく当たり前の疑問を問いかける。

「あー、うちの神社は参拝客多いですから大丈夫です! それに萌え絵の中に神奈子様と諏訪子様も混ぜてるから実は宣伝効果がごにょごにょ……と、とにかく、いいんです! 今は博麗神社にもっと人を呼び込みましょう! 次策も自信ありますよ!」
「そうね、ありがとう、早苗!! 」

がっしりと固い握手を交わす赤と緑の巫女。
それはある意味、友情の証だった。








燃え上がり続けるリア充の炎。
それを消す事など、誰にもできないのだった……。
























「という幻想郷なら、今の私が働いても問題ないと思わない? 小町」
「変な言い訳して働こうとしないで、熱が出たときくらい素直に休んで下さい、四季様」

     


以下後書き

数か月先まで遊ぶ時間があんまりない! なんていうことだ絶望した! という思いをSSの形にしたらこんなになりました。創作時間欲しいよう!

後、四季様はリア充というかワーカーホリックですよね。あれ? 台無し?

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幻想郷少女臭歴×××年 幻想郷はリア充の炎に包まれた。








お天道様がきんきら輝いている真昼間。
赤い館のカーテンを閉め切っているとある部屋から声が聞こえてくる。

「咲夜ぁ! やばいわ、眠気に負けそうよ! もう一本オロナミンBloodを持ってきて! このままじゃ三日しか起きてられなくて寝ちゃうわ!」
「申し訳ありません、お嬢様。先程飲まれたオロナミンBloodが最後の一本でした。今、美鈴が超ダッシュで人里に買いに行ってます、300本ほど」

目にはっきりとした隈を作った吸血鬼の少女と、瀟洒なたたずまいをしているメイドが供に机に向かっている。

「そ、そんな……アレが無いと私は正気を保ってられないのに……っ! そうだっ、パチェに眠気が吹き飛ぶ魔法でもかけてもらえば」
「残念ながらパチュリー様は『体力の限界へ挑戦をしてくるわ』と言って、一時間前に小走りでお出かけになりました。多分今頃、小悪魔が湖の沿岸のどこかで介抱中だと思います。ちなみに妹様は新しいスペルカードの計算式を数百枚に渡って書き連ねている最中ですので、お手伝いには来られないとおっしゃってました」

メイドの言葉に愕然とする吸血鬼の少女。
あたかも直属の部下から『課長ってぶっちゃけ居ても居なくても一緒ですよね』と言われた上司のような絶望感を漂わせている。真っ黒オーラだ。

「フランまで手一杯だなんて……いいえ、でも紅魔館旅館化計画の頓挫なんて許されないわ。いいわ、紅魔館の主としての力量、今こそみせてやるっ!!」
「さすがです、お嬢様。私でよければ微力ながらお手伝いを」

そろばんをはじく音と、ペンを動かす音とが奏でるハーモニー。
そこはある意味、戦場だった。











魔法の森のどこかに存在する、じめじめと湿った洞窟。
うす暗く、足元が見えにくいその中でたくさんの白い服をまとった人形たちが動いていた。
そして人形たちに指示を出している帽子・メガネ・マスク・白い服という完全防備の怪しい人影が二つ。

「みてくれ。こいつをどう思う? アリス」
「すごく……大きい、わ、魔理沙」

片方の人影がもう片方の人影の目の前に棒状の物体をつきだす。
つきだされた方は溜息をつくように感想を漏らす。

「だろ? この太さと形! こんな自慢の一品はなかなかないぞ」

にやにやしながらその棒状の物体を愛おしげに撫で摩る人影。

「えぇ、ほんと大きい、このエリンギ。そろそろ出荷できるわね。あっちのシメジとマイタケもあと数日すれば出荷可能よ」
「おぉ、そうか! いや~、しかし試しにやったきのこの製造販売がここまでうまくいくなんてな。人里の店にきのこの種類が無い事に目を付けたのは大正解だったぜ。まぁ、ここまで規模が拡大できたのはアリスの人形たちのおかげだけどな」

そう言うと片方の人物は、先程からキノコの世話を一生懸命している人形たちに目を向ける。
せっせせっせと働いてくれる人形は、文句も言わない、食べ物も休憩も要らない素晴らしい労働者たちである。

「案外きのこって大きくなるまで世話が焼けるものね。魔法を駆使しての24時間空調管理はちょっと大変だけど」
「なぁに、その分の見返りは帰ってくるさ。皆いつでもきのこが食べられるって喜んでくれるし、儲かるし。さて次はマツタケの栽培に取り組もうと思ってるんだが、どう思う?」
「マツタケか……難しいかもしれないけど、うまくいけば手ごろな価格でいつでも手に入るしいいと思うわ」

真剣にマツタケ栽培について話し合うまっしろしろすけ二人組。
そこはある意味、研究所だった。












風が優しく桜の花を散らせていく昼下がり。
白玉楼にはひたすら何かを食べる音と、ペンで文字を書き連ねる音が響いていた。

「幽々子様、少しお休みになられては……」
「だめ、だめよ、妖夢! それはできないわ」

桃色の髪をした人物が、帯刀した少女に向かってはっきりと拒絶の意思を見せる。
それでも食い下がるように少女は言葉を重ねる。

「しかし、これでは幽々子様の体に負担が」
「大丈夫よ、妖夢。心配はありがたいけど、私はもう死んでるから体を壊したりしないわ。それにこの『幽々子の世界各地はらぺこ列伝』の連載を楽しみにしてる読者のためにも頑張らなきゃ」

にこりとこの上ない綺麗な笑顔で少女へと返事をする。
その様子を見た少女は溜息をついた後、苦笑いを浮かべながら言葉を返す。

「文さんの新聞の購読数が跳ね上がるほどの人気ぶりですからね。わかりました、もう止めません。でもお手伝いはさせて下さい。幽々子様が書いた物をまとめたりしますから」
「ありがとう、助かるわ。じゃあ続きをしなきゃね。どれどれ」

桃色髪の人物が手近にある干し肉がつまった袋に向かって手を伸ばし、無造作に口の中に放り込む。
むしゃむしゃもぐもぐぱくぱくもっぎゅもっぎゅぷちぷち。
あっと言う間にその袋の中身を完食する。

「――もぐもぐ、ごくん。これはそうね、ワニの硬めの肉が歯ごたえを引き出しているけど味はいまいち……。さっき食べたカンガルーの肉の干したやつの方がおいしかったわね。ところで妖夢、ワニとかカンガルーってどんな動物なのかしら」
「さぁ? 兎とか牛とかの親戚でしょうか」

部屋の隅に積み上げられた色んな食べ物が、桃色髪の人物の口へ入る出番を待っている。
そこはある意味、食堂だった。












開けている窓からはきゃーきゃー、わーわーと子供たちの遊びまわる声も絶え間なく聞こえてくる。
その声を聞きながらペンを動かしていた人物の水色の髪を、窓から入ってきた風そっと揺らしていく。
と、いきなり部屋の扉ががらりと開いた。

「いや~、まいった、皆宿題してこないんだもの。あ、慧音居たんだ。おっと慧音校長だったか」
「授業ご苦労さま、妹紅。それと生徒の前じゃない時は呼び捨てにしていいといっただろう? 前から呼び捨てなんだから校長、なんて言われると照れくさいんだが」
「そんな事言ったって、寺子屋から学校にまで規模を拡大したうえでの責任者なんだから、校長でしょ?」

からかうように言う白髪の少女と、照れくさそうに笑う水色の髪の人物。

「ところで慧音校長は何していたのさ。それ、子供たちに配る様のやつじゃないでしょ」
「あぁ、これか? これは教員募集の張り紙さ。学校が大きくなって、永遠亭の皆も手伝ってくれてはいるがまだまだ教員が足りなくてな。どうにも頭を悩ませているところだ」

額に手をあてながら考え込み、その眉根にははっきりとしわが出来てしまっている。

「あぁ、輝夜が国語の先生したり、永琳が保健の先生したり、か。あのうそつき兎が道徳の先生っていうのが問題ありな気がするけど、いいの?」
「いいんだ、てゐ先生は長生きだからな。色々知ってるし、意外と授業の評判もいいし。それよりも妹紅、この教員集めの張り紙はどうかな」
「ん? どれどれ」

白髪の少女が水色の髪の人物の手元にある紙を覗きこむ。
そこには様々な教員を集めるための文章がのっていた。

「………………ねぇ、慧音。“成長しない先生たちと一緒に成長する子供たちを見守る職場です”とか“ウサ耳の先生があなたの同僚に!”ってどうなのよ。しかもこれ注意書きに“先生たちが時々殺し合いを始めます。注意して観戦することがお勧めです”って書いてあるんだけど」
「ん? だってどれも事実だろ? 問題ないじゃないか」
「いや、そう、なんだけど、さ。なんかさ、こう、納得できないと言うか」

あーだこーだといい合いを始める二人。
それはある意味、作家と編集のやり取りだった。











暖かな日差しが降り注ぐ博麗神社。
境内にはたくさんの参拝客が来訪していて、賑やかな話声がそこかしこから聞こえてくる。
その様を神社の陰から見つめている赤と緑の巫女がいた。

「す、すごい……こんなにたくさんのお賽せ、じゃなかった参拝客が来るなんて……!」
「ふっふっふっ、すごいでしょう、霊夢さん。これが外の世界で経営手腕を鳴らしてきた私の実力ってやつです」
「これは奇跡よ! 早苗あんた本当にすごいわ!! 神社のあちこちになんかよく分からない絵を置くだけでここまで人を呼び込めるんだから!」

そう言って赤い巫女が目線を映した先には、現実から5割増しで可愛く描かれた幻想郷の有名人物達の絵がずらっと飾られていた。

「あれは“萌え”属性を最大限にいかした絵です。幻想郷で有名な方々を可愛くデフォルメした絵で、たくさんの人達に神社に興味を持ってもらい、来て貰うようにする。後は神社で上手い対応をしていけば口コミで自然と人がやってくる。これこそ現代流の人呼び込み術です!! 神社経営立て直しを考え続けた10年間は伊達じゃありません。学校の文化祭で集客率大幅アップの功績を讃えて“コンサルティンガー早苗”と言われたくらいなんですから!!」

長いセリフを一気に言いきって、えへんと胸を張る緑の巫女。
ものすごいどや顔を浮かべている様はまるで、平均点60点のテストで120点をたたき出した小学生のようだ。

「おぉ~! 最後の方とか何言ってるか全然分かんないけど、さすがね早苗!! でもあんた守矢神社の方はいいの?」

赤い巫女がごく当たり前の疑問を問いかける。

「あー、うちの神社は参拝客多いですから大丈夫です! それに萌え絵の中に神奈子様と諏訪子様も混ぜてるから実は宣伝効果がごにょごにょ……と、とにかく、いいんです! 今は博麗神社にもっと人を呼び込みましょう! 次策も自信ありますよ!」
「そうね、ありがとう、早苗!! 」

がっしりと固い握手を交わす赤と緑の巫女。
それはある意味、友情の証だった。








燃え上がり続けるリア充の炎。
それを消す事など、誰にもできないのだった……。
























「という幻想郷なら、今の私が働いても問題ないと思わない? 小町」
「変な言い訳して働こうとしないで、熱が出たときくらい素直に休んで下さい、四季様」

     


以下後書き

数か月先まで遊ぶ時間があんまりない! なんていうことだ絶望した! という思いをSSの形にしたらこんなになりました。創作時間欲しいよう!

後、四季様はリア充というかワーカーホリックですよね。あれ? 台無し?

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【2010/08/23 00:18】 | SS
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